第47代理事長 飯田 健志

 

理事長所信

 

 

 

 

 

 

【はじめに】

私は職場が知多市だった縁で先輩から声を掛けられて、興味本位から知多青年会議所へ入 会致しました。そして、青年会議所活動を一生懸命やればやるほど、普通に生活していれ ば出会うことのなかった多くの人たちと青年会議所を通じて知り合うことができました。 自分のためではなくまちや地域のため、メンバーのために青年会議所活動を一生懸命行っ ているそんな先輩や仲間の姿を見て、助けになりたい、自分も一緒になってやりたいとい う気持ちが一歩を踏み出させてくれました。そして人のために考え行動することが青年会 議所活動だけでなく仕事やプライベートでも、自らの行動の原点であるべきことを学びま した。本気で誰かのために行動することは、目的に向かい相手のことを考え、何度も悩 み、多くの工夫を生み出します。そして能動的に行動し何事にも挑戦する機会となり今以 上の力を発揮することができ、自分で決めつけてしまっていた限界を超え成長します。そ れこそが自分自身の中にある「志」であると私は考えます。そんな「志」を持った人財が 集まる青年会議所が行う運動は、必ずやまちの発展につながります。知多青年会議所がま ちのために利他の精神で愚直に・地道に・徹底的に動けば周りに想いが伝播し波紋のよう にまちに広がり、まちの未来はより明るく豊かになると信じております。私は今までのJ C活動の中で仲間を想い、人のために行動してきた経験があるからこそ誰かのために行動 することは限界を超えた力を発揮できると確信しています。まちのため、メンバーのため を想う知多青年会議所の理事長職を全うする決意を胸に全力で邁進してまいります。

 

【愛知ブロック大会の主管】

今の課題、今後の課題を見つけ解決する。青年会議所はそれができる組織です。今日、新 型コロナウイルス感染拡大や知多市が抱える問題、コミュニケーションの変貌などあらゆ る課題があります。特に知多市が抱える問題とは何かを深掘りし解決まで導ける機会とで きるのが愛知ブロック大会であると考えます。本年度は1989年第22回会員大会知多 大会以降32年の時を経て再び知多の地にて「第54回愛知ブロック大会知多大会」が開 催されることとなりました。主管LOMとして大変大きな担いとなりますがこの大きな挑 戦はチャンスでもあります。先ずは我々知多青年会議所メンバーが知多市の課題を認識し 共有する場を構築致します。そして解決に向けて事業を行うことでまちの発展につなげま す。また、解決策のモデルケースをつくりあげ今まで以上に主催である愛知ブロック協議 会と連携し地域へと発信致します。本大会の主管を通じて愛知ブロック協議会やまちの各 団体へのつながりを深めることは知多青年会議所メンバー一人ひとりの成長につながる機 会となることは間違いありません。主管 LOM の担いという統一目的に知多青年会議所メ ンバーが一丸となり突き進むことでさらなる組織力の強化につなげます。キーワードを 【地域や各諸団体との調和を図りさらなる発展を目指し突き進む!】とし、知多青年会議 所メンバーが志を持ち、愛知ブロック協議会と副主管、行政、その他各団体など愛知ブロ ック大会に関係する方々と協同体制を実現することで、地域へのPRやまちの活性化につ なげます。

 

【組織力向上と情報発信】

我々知多青年会議所は円滑に会議や事業を行い、我々の運動を正確に発信するために更な る組織力向上をする必要があります。先ずはメンバー全員が何のために組織があり役職の 担いは何なのか、そこで自分が誰のために何をするのかを考える機会を作り原点に立ち返 ります。そして役割を再確認し、メンバー一人ひとりが志を持ち今、何ができるのかを考 え行動してまいります。さらに、総務・財務はもちろん、守るべき規律を徹底的に遂行し 信頼関係を築き、意思決定から情報共有の早い組織と成ります。また、我々の運動を知っ ていただく広報活動は誰のため、何のためかを明確にしてターゲットを分類化し、自分た ち目線の自己満足ではなく、見る人の気持ちになり情報を整理し分かりやすく外部へ発信 してまいります。円滑な理事会運営、基本に忠実な総務・財務運営、効果的な広報活動と いう当たり前のことを愚直に・地道に・徹底的に行い組織力強化に努めます。

 

【魅力を伝える会員拡大】

近年、青年会議所では全国的に会員数は減少の一途をたどっております。知多青年会議所 においても本年度、多くのメンバーの卒業が予定されており、会員拡大の大切さはより顕 著になってまいりました。しかし今後も今以上にまちのためにより良い運動を発信してい くには一人でも多くの仲間を探し続け、共に活動することが必要です。私たちはまちの方 や諸団体からどのように映っているのでしょうか。まちのため、仲間のために様々な活動 をする中で周りから見える部分はごく一部ではないでしょうか。しかしその活動をするま でに限られた時間の中で仲間と考え、試行錯誤し自信をもって活動しております。私はそ んな青年会議所の良さを揺るぎない信念をもって発信していくべきだと考えます。先ずは メンバー一人ひとりがまちのために行動しているという自覚と自信を再認識する機会を作 ります。そして各委員会と協力し今の時代に則した新しい形を取り入れ青年会議所の魅力 を発信致します。さらに目標人数を設定し愚直に・地道に・徹底的に行うことで必ず会員 拡大を成し遂げます。本年度「第54回愛知ブロック大会」が知多の地にて開催されま す。多くの方が来場し多くの団体と協働することのできるチャンスを最大限に活かし、メ ンバー一人ひとりが志を持って青年会議所の魅力と可能性を改めて考える機会をもち愚直 に・地道に・徹底的に会員拡大に取り組みます。

 

【未来を担う青少年育成】

次代を担う子供たちの環境は日々変化しております。スマートフォンや携帯タブレットな どインターネットの急速な普及も後押しし、子供たちの人間関係を構築するために欠かせ ないものとなっています。しかしその反面インターネットや SNS が悪いわけではありませ んが直接的に会う機会の減少や現実ではない仮想の場所でのやり取りが増え相手の気持ち を考えずに発言できる場の増加が危惧されております。そこで、今の時代を考慮しつつ相 手を尊重し面と向かってコミュニケーションがとれる場が必要です。そのために効果的な ことはスポーツであると考えます。スポーツは決められたルールの中でフェアプレーの精 神を培うとともに仲間や指導者との交流を通じてコミュニケーション能力を育成し豊かな 心と他人に対する利他の精神も育むことができます。また、個人ではなくチームでプレイ することを通じて仲間のためを想う気持ちを培う一助とすることができます。コミュニケ ーションを育成し仲間のために行うスポーツを通じてまちの次代を担う子供たちに利他の 精神を育む場を提供致します。

 

【新たな刺激と出会い】

青年会議所は単年度制であることからも、その年にしか経験できないことがたくさんあり ます。そのうちの一つに出向という自分が望めばお互い切磋琢磨できる多くの仲間との出 会いと出向先のスケールメリットを活かし現在の環境とは違う観点での大きな成長の機会 があります。私自身出向を通じてお互いを刺激しあえる仲間との出会いと新しい環境で行 う運動発信から大きな学びを得ることができました。様々な経験と学びから今後の知多青 年会議所を担う人財として成長し、ポテンシャルを発揮していただき組織力の強化につな げます。

 

【終わりに】

私は何事にも挑戦し、自分自身の殻を破り成長することこそがまちへの貢献、組織力の向 上、仲間を想う気持ちにつながると信じております。理由をつけて逃げることは簡単です がそれでは何も変わりません。自らが決断し新たな一歩を踏み出さなければならないので す。誰かのために今できることを考え愚直に・地道に・徹底的にやりきることで自分が決 めつけてしまっていた限界を超え成長できると確信しております。青年会議所だからこそ 経験できる機会を大切にし、まちのため、組織のため、メンバーのために一年間邁進して まいります。

 

知多青年会議所 2021年度スローガン

「志 -こころざし-」

~相手のためを想い信念を持って行動しよう~

 

基本理念

愚直に・地道に・徹底的に

 

基本方針

                      ・まちのことを考えた事業の実施

                      ・担いを徹底する組織の構築

                      ・総務・財務の適切な管理と分類化した広報活動

                      ・魅力を伝える会員拡大

                      ・利他の精神を育む青少年事業

                      ・仲間のために自己成長する機会への参加