第45代理事長 阿部 直弘

 

理事長所信

 

 

【はじめに】

 

青年会議所の門を叩く時、どのような想いを抱いてその門を叩くでしょうか。会社や地域(まち)のリーダーとして成長をすることができる場所を求め探していた。誰かの役に立ちたいと考え、活躍できる場所を探していた。人脈を増やすにはどうすればよいのか模索していた。その想いは十人いれば十通りあります。私は入会をする直前の1年、地域(まち)で大きな役割を担わせて頂き、苦労、失敗、挫折、成功体験と様々な出来事がありましたが、人として成長させて頂くことができました。その経験をした直後にどこか自分を成長させることのできる場所がないか探し始めました。なぜなら自分が成長すれば、関わる人も、会社も、地域(まち)も成長できるのではないかと考えていたからです。その想いはすぐに叶い、知多青年会議所と出会いました。知多市にゆかりのない私にとって、全く基盤のないところでの活動は新鮮であり、新たなチャレンジとなりました。初めは活動内容や発信する運動に戸惑いを感じましたが、きっとこれは自分を成長させる道に他ならないと信じ、邁進して参りました。そして幸いにも様々な担いをテンポよく経験させて頂くことができました。日々頂いた担いを全うしようと活動していく中で初めてのことに失敗をすることもあり、大きな壁にぶつかる度に自分の甘さを知ることになりました。何とか目の前の壁を乗り越えるためにと努力していきましたが、気付くとそれは必死に横へかわそうとすることでしかありませんでした。逃げている自分に気づかせてもらい、同時にどうすれば壁を乗り越えることができるかを教えてくれたのは、ともに活動する仲間と先輩でした。皆、目の前に現れた大きな壁をかわすことなく、正面からぶつかり乗り越えていく。高い志を持ち、自らと仲間に厳しく、己と仲間の成長のため、知多市のために真剣に語り合っている姿に魅せられ、私自身も少しずつですが前へ進むことができたのです。

 

明るい豊かな社会の実現という高い理想を掲げ、多くの仲間と日々「修練」「奉仕」「友情」という三信条のもとで活動することができる私たちは恵まれた環境に身をおいています。このような活動ができるのは、1951年に戦後からの復興と発展を掲げ立ち上がった先人とこれまでその想いを紡いできた先輩諸兄のおかげに他なりません。先人からの恩恵に感謝し、次の世代へ繋ぐため、前へ、新たな歴史を創る一歩を踏み出していきます。

 

 

 

【45周年を迎えるにあたり】 

 

今から45年前の1974年、志高き57名の先輩諸兄により知多青年会議所は誕生しました。この45年という月日には様々な社会情勢の変化がありました。ただ時代が変わりつつある中で、私たちが青年会議所として現在も運動を持続することができるのは、明るい豊かな社会を築きあげるべく、英知と勇気と情熱を持って知多市のために運動を続けてきた先輩諸兄のおかげです。本年、設立45周年を迎えるにあたり、これまで多くの先輩諸兄が築いてこられた歴史に感謝の意を表すとともに、これまでの歴史と伝統を次世代へ伝承し続けるために、私たちの感謝の気持ちを力に変え精一杯のおもてなしで記念式典および祝賀会を開催させて頂きます。この先もさらにこの知多市に根ざした活動を続け、存在意義を高めるため、時代に即した団体に変革していくことを誓い、前へ進んでいきます。

 

 

 

【未来へ笑顔を繋ぐ】 

 

知多市は県庁である名古屋市と空の玄関である中部国際空港からほど近い位置にあり、商業と交通の利便性がよい地域(まち)です。また都市機能と緑豊かな自然が共生し、市民活動が活発で、佐布里池梅林や新舞子マリンパークといった四季折々の観光資源もあります。市民は多くの恩恵を受け、皆知多市に愛着を持っています。しかし今ある恩恵を未来に繋げることができるのかを考えたとき、私は現状のままでは難しいのではないかと考えます。時々刻々と変化する「社会」「経済」「環境」などの問題に対応するため何をするべきか。それは一人でも多くの知多市民が未来の知多市を創造し、そこに生きる人々のため何ができるのかを考え動き出すことです。

 

そこで1つの指標として私はSDGsに注目します。SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は2015年9月に国連サミットで採択された世界共通の目標です。2030年までに持続可能な世界を実現するため17の目標を掲げ、誰一人取り残さないことを誓い、世界中で目標達成へ向け様々な取り組みがなされています。日本でも企業活動やまちづくりの現場、教育の現場といった分野において様々な取り組みが実施され始めています。今こそ知多市の恩恵を未来に繋げるために、SDGsを学び、未来のために行動を起こすことが必要です。一人ひとりが小さくても一歩前へ踏み出すことで、未来が笑顔で溢れると確信しています。

 

 

 

【地域愛溢れるまちづくり】 

 

知多市を愛する気持ちを持っている私たちはどんな困難や苦悩があっても、その壁を乗り越え、前へ進んでいくことができます。これまで知多青年会議所は多くの運動を発信してきました。様々な分野の運動がある中で、まちづくりに関してはこれまで市民祭りを立ち上げ展開するなど、目に見える大きな功績を先輩諸兄が実施してきました。長く継続し、市民に愛される運動でした。

 

大きなインパクトある運動を実施したいと考えた時、もし私たち青年会議所だけでできなければ、知多市には活発に活動をする市民団体、行政といった知多市を愛し活動する仲間がいます。そして各団体と今までより積極的にパートナーシップを組んで協働する。知多市を愛する多くの仲間とともに、知多市内外に向けて新たな知多市の魅力を知って頂くため新しい運動発信へチャレンジしていきます。

 

 

 

【想いを伝え同志を増やす】

 

毎年のように多くの青年会議所で課題のひとつにあげられる会員拡大。全国的に会員数の減少は懸念されていますが、近年の知多青年会議所は大きな会員数の変動もなく安定しております。ただ今よりも一歩前へ進むためには、大幅な増員を目指す必要があります。なぜなら会員数が増えると多くのアイデアが生まれ、さらには私たちの声も周囲へ大きく伝わり、今まで以上に地域(まち)に変革を与えることができるからです。知多市を今よりよくして行くために会員拡大において、まず私たちがやるべきことは未来の同志となる候補者と多くの接点を持つことだと私は考えます。日々活動をしている私たちは青年会議所で得ることができた恩恵や成長がたくさんありますが、その恩恵や成長に対する熱い想いを未来の同志へ確りと伝えることができているでしょうか。直接会ってしか伝わらない熱量を確りと伝えることができているでしょうか。この部分を確りと意識して青年会議所に対する熱い想いを伝えていけば、会員拡大は必ず成功すると確信しています。今こそ目の前の壁を越え、前へ進んで行く時です。

 

 

 

【強い組織と成る】

 

私たち青年会議所には定款・諸規定があり、守るべき規律となっています。そして強い組織には、規律を守る文化があります。加えて私が考える強い組織は、規律を順守した上で自分たちはどこへ向かうべきか、今やるべきことは何かを会員自らが考えて行動できる組織です。本年度私たち知多青年会議所は45周年記念式典、知多5JC連絡協議会事務局の担いがあります。多くの来賓及び他の青年会議所会員の皆様をお迎えする立場です。一人ひとりがその時々で考え行動し、最高のおもてなしを感じて頂けるよう心がけていきます。

 

もうひとつ強い組織の裏付けとなるべくは、組織運営における徹底した総務・財務の管理、効率的な理事会運営、各種情報の整理及び外部への発信です。強い組織であるために日々の職務である総務・財務は怠らず遂行していきます。また私たちの活動を知って頂くための広報活動は、情報を整理し効果的に外部へ発信していきます。外部への発信手段としてSNS、テレビ、雑誌など多種多様なメディアがありますが、これまでにないメディアミックスで広報ができないか考え、一歩先へ進んでいきます。

 

 

 

【青年会議所という学び舎】

 

青年会議所はよく大人の学び舎であると言われます。私はこれまでの活動の中で「ちょっと無理して出てみれば、そこに素敵な出会いが待っていた」という言葉を頂いたことがあります。私たちには、公益社団法人日本青年会議所をはじめとする多くの出向先があります。それぞれのカテゴリーに行くことでしか出会うことのない仲間との繋がりと得ることのできない経験は、個人を大きく成長させてくれます。また出向だけでなく各カテゴリーが提供をしてくれる事業や勉強会は、単体の青年会議所では味わうことのできないスケールメリットや数多くの学びのチャンスでもあります。私たちは青年会議所の資源を最大限に使い倒し、自らの成長に繋げるため積極的に参加していきます。

 

 

 

【おわりに】

 

知多青年会議所は45年目を迎えることができたのは、先輩諸兄が築き上げた歴史と伝統にあり、地域(まち)の方からの信頼を得ることができたからです。40歳までの限られた活動期間の中で思う存分燃焼できるのは、日々見守ってくれる家族と会社があるからです。日本という諸外国からみると恵まれた環境にあるからです。これらは当たり前のことではなく、とても特別なことです。だからこそ私たちは多くの恩恵に感謝し、知多青年会議所の一員として地域(まち)の課題解決のため、自らの成長と仲間の成長のため、未来を生きる世代のため、どんな困難が目の前に現れようと乗り越え前へ進んでいかなければなりません。自分の人生は、多くの人々のため、世の中のため、大切な何かを成すために与えられたものであると意識し、前へ、新たな歴史を創る一歩を踏み出していきます。

 

 

 

知多青年会議所 2019年度 スローガン

 

 

 

前へ

 

~未来へ笑顔を繋ぐため歩み続けよ~

 

 

 

基本理念

 

今がある恩恵に感謝し、地域(まち)市民(ひと)のために行動する

 

 

 

基本方針

 

        ・SDGsを学び一歩を踏み出す事業の実施

 

・地域愛溢れるまちづくり事業の実施

 

・規律を守り自ら考え行動する強い組織の構築

 

・総務・財務の適切な管理と効果的な広報の実施

 

・熱い想いを伝える会員拡大の実施

 

・青年会議所の資源を使い倒す事業への積極的参加